そんな者は在籍しておりませんが?

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「Webプロモーションのお手伝いをしている会社なのですが…」
はい、もう聞き飽きましたし、自分たちの手法に誇りがあるのならテレアポじゃなくてWebでマーケティングしてくださいよ?

俺「お電話変わりました、ヒオウと申します。」
営「お世話になっております。○○の△△と申します。」
俺「はい、お世話になります。」 営「お世話になっております。」

(お世話してねーし)

営「以前、シマ様にご提案していたのですが、いらっしゃらないと」
俺「はい?シマという者が在籍していたことはございませんが?」
営「そうですか、弊社も社内の体制が変わったので、一度ご挨拶にお伺いしたいのですが」
俺「…そのときの提案内容はご存知ですか?」
営「いえ」
俺「……」
営「ですので、一度ご挨拶を」
俺「在籍していない者に提案していて提案内容が分からないのでしたら、挨拶も必要ありませんよね?」
営「弊社も体制が変わりまして私が御社の担当になりましたのでそのご挨拶だけでも」
俺「それは御社の都合ですし、弊社の担当も過去の提案内容もご存じないのであれば担当も何もないと思いますので、結構です」
営「……分かりました、もう一度確認いたします。」

という某Webプロモーション関係の大手からの営業電話がありました。
「とにかくアポイントを取って会いに行きたい」ということしかないですよね、出会い厨ですか?

しかしながら、最近のWebプロモーション関係の営業ってこの「アポイント」が成果指標になってるのか、やたらと会うことに執着してるんですよね。
実際に会って名刺交換すると「アカウントエグゼクティブ」「プロデューサー」「ディレクター」と、肩書からはとてもテレアポの真似ごとをしてるようには思えないような肩書をお持ちだったりするわけですが。
しかしながら、因果なもので求人なんかには「まずは電話でお客様とアポイント!」みたいにしか書いてないんですよね、テレアポして提案しに行くのがノルマみたいな話は入るまでないんだと思います。
ぶっちゃけ、アポイント取るとこまではテレアポ専門のスタッフ入れて、営業担当にはアポイント取れたとこ行かせればいいだけだと思うんスけどね。
根本的に組織作りの面で完全に間違えてると言えると思います。

そりゃまぁ、同じような組織で働いてたら独立したところで同じような組織を…いや、それは頭が悪いだけですね、組織構造にジレンマがあることやテレアポの精神的な負担とかはやってりゃ分かることですし。
その程度で経営者()とかヘソで茶が沸きますね。

ま、組織云々に逸れちゃいましたが、このまま行きますよ。
要するに私としてはこのようなある意味愉快ですけど、不愉快な営業電話がかかってくるのはあの辺の業界の経営者のセンスのなさのせいだと思うんですよね。
もちろん営業個人の資質とかもあるでしょうけど。

んなもん、「俺、Webデザイナーだしここらでディレクターにキャリアアップしたいな」なんて思って入った会社でテレアポやらされるなんてたまったもんじゃないと思いますわ。
大体にしてアポイント取れなきゃ提案もってできないから売上に繋がらないって話なんでしょうけど、アポイントの件数なんかで評価したってしょうがないでしょうに。
それにしても組織が未熟というよりも、ビジネスチャンスだと思って立ち上げてるけどそもそも組織運営とかその辺に頭が回ってないっていう印象が強いです。

こんだけコケにしてるんですけど、別にビジネスとしては否定はしません、単純にやってる人たちの中にもう少し考えたら?って思うことが多い人が目につくっていうだけです。
実際に仕事で関わりのある業者さんは、きっちりやってくれますし、Googleに踊らされているだけではないって感じですんで、仕事として相応のことをやってる会社はあります。

発注以外で一切関わる気のない業界ですが、周辺事情を知っている限り、今後は淘汰が進むんだと思います。
そうなったときに今の状態を見ていると、組織としてはあまりにもお粗末な気がしてなりませんし、Web業界に関わる者として、私個人は彼らの経験は評価しにくいものがあると思っています。
自社でWebサービスを提供している、ECサイトを運営している等の企業からは需要があるかと思いますが、それだって期待してる能力に対して持っている能力とのギャップがあるだろうと思うようなものが多いですしね。

っと、小馬鹿にするつもりが真面目なこと考えてしまいましたが、もう少し彼らのことを考えて組織運営して欲しいと思うばかりです。
こちらとしてはネタが増えるのでいいですけどw

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